歴代スーパー戦隊のテレビシリーズは、1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』から2025年に始まった『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』まで49作品です。東映の公式ヒストリーには50の戦隊ページがありますが、これは2018年の一作品に登場するルパンレンジャーとパトレンジャーを別々に掲載しているためです。
この記事では、作品名、放送期間、作品を見分ける主なテーマ、チーム構成の入口を年代順に整理します。2026年9月21日時点の公式情報に基づき、2026年に始まった別ブランド「PROJECT R.E.D.」との境界も明確にします。
歴代スーパー戦隊は49作品|公式の50チーム表示との違い
スーパー戦隊の作品数を数えるときは、「テレビ番組の本数」と「作中に登場した戦隊チーム数」を分ける必要があります。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』は一つのテレビ作品ですが、快盗と警察という二つの戦隊が並び立つ構成です。
そのため、この一覧はテレビ作品として49行にまとめ、2018年の行だけ二戦隊を併記します。東映公式の個別ページは、ルパンレンジャーとパトレンジャーを別々に確認できる50ページ構成です。「50周年」という年数の表現も、テレビ作品が50本あるという意味ではありません。
歴代スーパー戦隊・レンジャー一覧
表の「主な軸」は、各公式ヒストリーの紹介を読者が見分けやすい短語へ要約したものです。「構成メモ」は初期または物語の主軸となる形を示し、追加戦士を含む最終人数の固定値ではありません。
1970〜1980年代|色別チームから多彩なテーマへ
| No./開始年 | 作品・放送期間 | 主な軸 | 構成メモ |
|---|---|---|---|
| 1/1975 | 秘密戦隊ゴレンジャー 1975/4/5〜1977/3/26 |
秘密組織・色別チーム | 5人 |
| 2/1977 | ジャッカー電撃隊 1977/4/9〜12/24 |
トランプ・サイボーグ | 4人から展開 |
| 3/1979 | バトルフィーバーJ 1979/2/3〜1980/1/26 |
世界・ダンス | 5人 |
| 4/1980 | 電子戦隊デンジマン 1980/2/2〜1981/1/31 |
電子・宇宙 | 5人 |
| 5/1981 | 太陽戦隊サンバルカン 1981/2/7〜1982/1/30 |
太陽・動物 | 3人 |
| 6/1982 | 大戦隊ゴーグルファイブ 1982/2/6〜1983/1/29 |
宝石・古代文明 | 5人 |
| 7/1983 | 科学戦隊ダイナマン 1983/2/5〜1984/1/28 |
科学・爆発 | 5人 |
| 8/1984 | 超電子バイオマン 1984/2/4〜1985/1/26 |
バイオ粒子・科学 | 5人 |
| 9/1985 | 電撃戦隊チェンジマン 1985/2/2〜1986/2/22 |
伝説獣・軍隊 | 5人 |
| 10/1986 | 超新星フラッシュマン 1986/3/1〜1987/2/21 |
宇宙・育った星 | 5人 |
| 11/1987 | 光戦隊マスクマン 1987/2/28〜1988/2/20 |
気功・武術 | 5人 |
| 12/1988 | 超獣戦隊ライブマン 1988/2/27〜1989/2/18 |
動物・青春 | 3人から展開 |
| 13/1989 | 高速戦隊ターボレンジャー 1989/2/25〜1990/2/23 |
自動車・高校生 | 5人 |
初期は色で役割を見分けやすい集団ヒーローの型が作られ、3人編成や科学、宇宙、武術、高校生などへ題材が広がりました。1978年に始まったテレビシリーズはなく、ジャッカー終了後の次作は1979年のバトルフィーバーJです。この年代は、5人という基本像だけでなく、3人編成や巨大ロボの導入など、後年の定番につながる仕組みが試された時期でもあります。
1990年代|追加戦士とチーム構成の広がり
| No./開始年 | 作品・放送期間 | 主な軸 | 構成メモ |
|---|---|---|---|
| 14/1990 | 地球戦隊ファイブマン 1990/3/2〜1991/2/8 |
兄弟・教師 | 5人きょうだい |
| 15/1991 | 鳥人戦隊ジェットマン 1991/2/15〜1992/2/14 |
鳥・戦闘機 | 5人 |
| 16/1992 | 恐竜戦隊ジュウレンジャー 1992/2/21〜1993/2/12 |
恐竜・ファンタジー | 5人+追加戦士 |
| 17/1993 | 五星戦隊ダイレンジャー 1993/2/19〜1994/2/11 |
中国武術・伝説獣 | 5人+追加戦士 |
| 18/1994 | 忍者戦隊カクレンジャー 1994/2/18〜1995/2/24 |
忍者・妖怪 | 5人+追加戦士 |
| 19/1995 | 超力戦隊オーレンジャー 1995/3/3〜1996/2/23 |
古代文明・軍隊 | 5人+追加戦士 |
| 20/1996 | 激走戦隊カーレンジャー 1996/3/1〜1997/2/7 |
自動車・交通安全 | 5人 |
| 21/1997 | 電磁戦隊メガレンジャー 1997/2/14〜1998/2/15 |
デジタル・高校生 | 5人+追加戦士 |
| 22/1998 | 星獣戦隊ギンガマン 1998/2/22〜1999/2/14 |
星獣・自然 | 5人+追加戦士 |
| 23/1999 | 救急戦隊ゴーゴーファイブ 1999/2/21〜2000/2/6 |
救急・家族 | 5人きょうだい |
1990年代は家族や学校といった日常の関係がチーム設定へ入り、物語途中で加わる戦士も定着しました。同じ5色のチームでも、恐竜、忍者、救急など、作品名を見ただけで世界観の入口が伝わる時代です。特に1992年のドラゴンレンジャー以降は、追加戦士が加わることで人数と人間関係の両方が変化する作品が一覧上でも増えていきます。
2000年代|職業・家族・冒険など題材が拡大
| No./開始年 | 作品・放送期間 | 主な軸 | 構成メモ |
|---|---|---|---|
| 24/2000 | 未来戦隊タイムレンジャー 2000/2/13〜2001/2/11 |
時間・未来警察 | 5人+追加戦士 |
| 25/2001 | 百獣戦隊ガオレンジャー 2001/2/18〜2002/2/10 |
動物・自然 | 5人+追加戦士 |
| 26/2002 | 忍風戦隊ハリケンジャー 2002/2/17〜2003/2/9 |
忍者・流派 | 3人から複数流派へ |
| 27/2003 | 爆竜戦隊アバレンジャー 2003/2/16〜2004/2/8 |
恐竜・爆竜 | 3人から展開 |
| 28/2004 | 特捜戦隊デカレンジャー 2004/2/15〜2005/2/6 |
警察・宇宙犯罪 | 5人から展開 |
| 29/2005 | 魔法戦隊マジレンジャー 2005/2/13〜2006/2/12 |
魔法・家族 | 5人きょうだい |
| 30/2006 | 轟轟戦隊ボウケンジャー 2006/2/19〜2007/2/11 |
冒険・宝探し | 5人+追加戦士 |
| 31/2007 | 獣拳戦隊ゲキレンジャー 2007/2/18〜2008/2/10 |
獣拳・修行 | 3人から5人へ |
| 32/2008 | 炎神戦隊ゴーオンジャー 2008/2/17〜2009/2/8 |
自動車・炎神 | 5人から7人へ |
| 33/2009 | 侍戦隊シンケンジャー 2009/2/15〜2010/2/7 |
侍・和 | 5人+追加戦士 |
2000年代は未来警察、宇宙警察、冒険者、拳法家など、チームが何をする集団なのかが一段と明確になりました。最初から5人とは限らず、3人から仲間が増える構成も複数あります。誰が戦うかだけでなく、どのような職務や目的で集まり、物語の中でチームがどう完成するかも作品ごとの差になった年代です。
2010〜2020年代|二戦隊、12人編成、歴代要素まで多様化
| No./開始年 | 作品・放送期間 | 主な軸 | 構成メモ |
|---|---|---|---|
| 34/2010 | 天装戦隊ゴセイジャー 2010/2/14〜2011/2/6 |
天使・護星 | 5人+追加戦士 |
| 35/2011 | 海賊戦隊ゴーカイジャー 2011/2/13〜2012/2/19 |
海賊・歴代戦隊 | 5人+追加戦士 |
| 36/2012 | 特命戦隊ゴーバスターズ 2012/2/26〜2013/2/10 |
特命・スパイ | 3人から5人へ |
| 37/2013 | 獣電戦隊キョウリュウジャー 2013/2/17〜2014/2/9 |
恐竜・音楽 | 5人から多数へ |
| 38/2014 | 烈車戦隊トッキュウジャー 2014/2/16〜2015/2/15 |
列車・想像力 | 5人+追加戦士 |
| 39/2015 | 手裏剣戦隊ニンニンジャー 2015/2/22〜2016/2/7 |
忍者・世代 | 5人+追加戦士 |
| 40/2016 | 動物戦隊ジュウオウジャー 2016/2/14〜2017/2/5 |
動物・キューブ | 5人+追加戦士 |
| 41/2017 | 宇宙戦隊キュウレンジャー 2017/2/12〜2018/2/4 |
宇宙・星座 | 9人から12人へ |
| 42/2018 | 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 2018/2/11〜2019/2/10 |
快盗と警察 | 3人対3人の二戦隊 |
| 43/2019 | 騎士竜戦隊リュウソウジャー 2019/3/17〜2020/3/1 |
恐竜・騎士 | 5人+追加戦士 |
| 44/2020 | 魔進戦隊キラメイジャー 2020/3/8〜2021/2/28 |
宝石・乗り物 | 5人+追加戦士 |
| 45/2021 | 機界戦隊ゼンカイジャー 2021/3/7〜2022/2/27 |
機械・歴代戦隊 | 人間1人+機械生命体4人 |
| 46/2022 | 暴太郎戦隊ドンブラザーズ 2022/3/6〜2023/2/26 |
桃太郎・アバター | 5人から展開 |
| 47/2023 | 王様戦隊キングオージャー 2023/3/5〜2024/2/25 |
王様・昆虫 | 5人+追加戦士 |
| 48/2024 | 爆上戦隊ブンブンジャー 2024/3/3〜2025/2/9 |
自動車・届け屋 | 3人から6人へ |
| 49/2025 | ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 2025/2/16〜2026/2/8 |
動物・指輪・ナンバーワン | 5人から6人へ |
大人数編成、対立する二戦隊、人間と機械生命体の混成など、チームそのものの形が大きく広がりました。ゴーカイジャー、ゼンカイジャー、ゴジュウジャーのように歴代戦隊の要素を物語へ取り込む記念作品も、この年代の流れを比べる手掛かりになります。
50年の歴史を変えた四つの転換点
49作品を年代順に並べると、スーパー戦隊は同じ型を繰り返してきたのではなく、チームの人数、巨大戦、過去作品との関係、仲間のあり方を節目ごとに更新してきたことが分かります。ここでは、一覧だけでは見えにくいシリーズ史の転換点を四つに絞って整理します。
1975〜1979年|集団ヒーローから巨大ロボを持つ戦隊へ

1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』は、異なる色と役割を持つ5人が一つの部隊として戦う出発点です。続く『ジャッカー電撃隊』の終了後、1978年開始のテレビシリーズはなく、1979年に『バトルフィーバーJ』が始まりました。
東映の公式ヒストリーは、バトルフィーバーロボを「スーパー戦隊初の巨大ロボット」と説明しています。現在ではおなじみの「等身大のチーム戦」と「巨大ロボ戦」を一つの作品で楽しむ構成は、この時期にシリーズの重要な柱として加わりました。
1992年|物語の途中で加わる6人目がチームを変える

『恐竜戦隊ジュウレンジャー』では、主人公ゲキの兄ブライがドラゴンレンジャーとして登場します。東映の公式紹介では、当初ジュウレンジャーの前に立ちはだかったブライが正義の心を取り戻し、「6人目の戦士」になったと説明されています。
最初から完成したチームだけでなく、対立していた人物や異なる立場の人物が途中から仲間になることで、人数だけでなく人間関係も変化します。1990年代以降の一覧に「5人+追加戦士」が多く見られることは、この構成がシリーズを見分ける大きな要素になったことを示しています。
2011年|歴代戦隊そのものが物語の力になる

35作目の『海賊戦隊ゴーカイジャー』は、過去作品を単に振り返るだけでなく、歴代戦隊の力を物語の仕組みに組み込みました。ゴーカイジャーはレンジャーキーを使い、歴代戦士へ変身します。
この発想によって、周年作品は「新しい戦隊を紹介しながら過去のヒーローにも出会える作品」へと発展しました。2021年のゼンカイジャーや2025年のゴジュウジャーでも歴代要素が主要モチーフとなり、長く続いたシリーズの蓄積自体が新作の個性になっています。
2018〜2021年|一つの戦隊という枠が広がる

2018年の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』は、快盗と警察という目的の異なる二戦隊を同じ番組で並立させました。東映公式ヒストリーでも、ルパンレンジャーとパトレンジャーは別々のページで紹介されています。
さらに2021年の『機界戦隊ゼンカイジャー』は、人間1人と機械生命体4人を主役チームにしました。色分けされた人間5人に限定せず、対立する二組や異なる種族でも、共通の目的へ向かえば戦隊になれる。この変化が、スーパー戦隊という形式を50年にわたって更新できた理由の一つです。
一覧から分かるスーパー戦隊の変化
人数は5人固定ではない
「戦隊は5人」という印象は強いものの、サンバルカンは3人、ライブマンやハリケンジャーは少人数から始まり、キュウレンジャーは開始時から9人という大人数です。追加戦士や一時的な共闘まで含めると数え方が変わるため、一覧では初期または主軸の構成を示しました。
レンジャー名を全員分確認したい場合は、作品ごとの公式ヒストリーへ進むのが確実です。人数だけでなく、家族、同級生、警察、王様など、なぜその人物たちが一つのチームになるのかを見ると作品差が分かります。
作品テーマは時代ごとに広がった
初期の秘密組織や科学から、恐竜、忍者、自動車、魔法、警察、列車、昆虫まで、スーパー戦隊は毎年異なる入口を選んできました。同じ題材が再登場しても、恐竜とファンタジー、恐竜と音楽、恐竜と騎士のように組み合わせが変わります。
管理人Rとしては、一覧を「どれが最強か」だけで見るより、同じモチーフを各時代がどう作り替えたか比べると、シリーズの長さがそのまま発見につながると考えています。
2018年は一つの番組に二つの戦隊が登場
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』は、目的も立場も異なる二つの戦隊を一つの番組名に置いた作品です。テレビ作品としては一作ですが、東映ヒストリーでは二つの戦隊を別ページで紹介しています。
これが「49作品なのに公式ページが50チームある」理由です。作品順を調べるときは一行、歴代チームを調べるときは二戦隊、と目的に応じて数え方を切り替えると混乱しません。
2026年のPROJECT R.E.D.はスーパー戦隊に含めない
ゴジュウジャーのテレビ放送は2026年2月8日に終了しました。翌週の2月15日に始まった『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』は、テレビ朝日が「新たなヒーローブランドPROJECT R.E.D.」の第1弾と説明している作品です。
放送枠が連続していても、公式分類は別です。したがって本一覧はゴジュウジャーを最新のスーパー戦隊として区切り、ギャバン インフィニティや『角醒ハンター オメガホーン』を第50作・第51作として追加していません。今後公式分類が更新された場合は、確認日と出典を付けて見直します。
歴代作品をテーマ別に深掘りする
このページは作品順を確認する入口です。台詞や人物、ロボ、敵組織を詳しく知りたい場合は、目的別の記事へ分けて読むと探しやすくなります。
歴代スーパー戦隊のよくある質問
スーパー戦隊の最初の作品は?
最初の作品は、1975年4月5日に放送を開始した『秘密戦隊ゴレンジャー』です。東映公式ヒストリーもゴレンジャーを最初のスーパー戦隊として紹介しています。1977年のジャッカー電撃隊が続き、1978年開始作品を挟まず、1979年のバトルフィーバーJへつながります。初期三作の開始年が連続していない点は、年代表を見るときの注意点です。つまり、毎年一作ずつ途切れず始まったのではなく、初期には放送開始年の空白があります。
歴代スーパー戦隊は全部で何作品?
2026年9月21日時点では、テレビシリーズとして49作品です。2018年の一作品に二戦隊が登場するため、公式の戦隊別ヒストリーは50ページあります。番組タイトルの本数を知りたいときは49、作中の公式チームページをたどりたいときは50と、調べる目的で数字を使い分けてください。テレビ朝日も「49作品50戦隊」と案内し、ゴジュウジャーを49作目・50番目の戦隊と説明しています。周年の年数とも別の数え方です。
2026年のギャバンはスーパー戦隊の新作?
いいえ。『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』は、テレビ朝日公式がPROJECT R.E.D.という新たなヒーローブランドの第1弾として案内しています。スーパー戦隊の第50作としては扱いません。ゴジュウジャー終了翌週に放送が始まったため番組表では連続して見えますが、放送枠の連続とシリーズ分類は別です。作品の所属を判断するときは、曜日や時間帯ではなく、東映・テレビ朝日が示す公式ブランド表記を基準にします。
最新のスーパー戦隊はどれ?
現在の公式ヒストリーで最後に掲載されるテレビ作品は『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』です。放送期間は2025年2月16日から2026年2月8日までです。2026年9月21日時点の確認では、その後にスーパー戦隊として追加されたテレビ作品はありません。将来、東映の公式ヒストリーやシリーズ分類が更新された場合は、その一次情報を基準に一覧の境界も更新します。
まとめ|作品史と各テーマ記事を使い分ける
歴代スーパー戦隊は、ゴレンジャーからゴジュウジャーまで49のテレビ作品があります。公式ヒストリーが50チームになるのは、2018年のルパンレンジャーとパトレンジャーを別々に数えるためです。
作品順は本ページ、名乗り、ロボ、俳優、レッド、悪役は各専門記事というように使い分けると、長いシリーズでも目的の情報へ早くたどり着けます。
